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(5)配架

  配架とは、装備の完了した図書を利用しやすいように請求記号順に書架に配列し、閲覧に供すること。

ア 書架の配置法

(ア) 原則としてはNDCに基づいた分類記号に従い、図書に向かって右回りに配架する。

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(イ) 参考図書、記念文庫、新書判などは、各校の状況により、別置する。

(ウ) 図書の別置について

a 図書の内容、形などにより、別の書架に配架することを別置といい、利用しやすく管理 上も便利になるものを対象とする。尚、別置とは、常時別置して配架するものであり、一時的に配架するものは展示となる。

b 別置図書は、分類記号の頭に特別な記号をつけ、一般の配架と区別がつくようにする。

c 別置が増えすぎると、かえって図書が探しにくい場合もあるので、児童生徒の利用状況を見て、充分に検討した上で決める。

別置する図書の内容 別置記号のつけ方











文庫本などの小型本を普通の書架に収めると、奥の方へ入ってしまうので専用の書架に収容する。ただし、文学以外の図書は主題の元に配架した方が利用しやすい。 分類記号の頭に

B(Bunko)をつける。




郷土に関する学習との結びつきを考え、郷土を扱った図書、郷土出身の著作、郷土が舞台となった図書及び資料を別置する方法もある。 分類記号の頭に

N(Nagano)をつける。

 




寄贈とか記念によって受入れした図書は趣旨をいかして別置をしても良いが、利用者のことを考えると特定の主題や特殊な資料でない限り、3年を目途に本来配列されるべき所に配列したほうがよい。 シールやスタンプなどで区別する。

別置を増やしすぎない。



社会見学や修学旅行、戦争、いじめなど、毎年決まって使う図書はリストを作り、必要な時期のみコーナーを作るとよい。

 イ 図書の配架方法

単位書架ごとに配架を行う。

(幅が40㎝ほどの狭い書架でもそれを1単位と考えた方が良い。)

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ウ 請求記号順による図書の配列

背表紙に貼ってあるラベルに記入された請求記号順に図書を並べる。

 (ア) 分類記号順に左から右に並べる。

 (イ) 同一分類記号は図書記号の五十音順に並べる。

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エ 配架上の留意点

(ア) 図書を棚一杯に並べるのではなく、余裕を持たせておくと利用しやすい。

a 後から同分類の図書を入れるときにゆとりがあるようにする。

b 代本板を使用している場合は入れやすいようにする。

(イ) 高い棚に配架しないようにする。

a 高い棚を用いている場合は図書を取り出しにくいので、配架しない。

b 余裕があれば最下部も取り出しにくいので、配架しない。

c 特に低学年がよく使用する図書は、安全を考慮して低い位置に配架する。

d 大型本、事典のような図書は、低い棚に配架する。

(ウ)図書を棚板の手前にそろえる。

a 棚板の手前1~2㎝のところに図書の背を揃えて配架する。

b 新書判や文庫本などは、背が奥に入ってしまうと探しにくいので、奥に行かないように角材や発砲スチロール、ブックケース等を奥に置くと良い。