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(3) 予算要求書(見積書)の作成にあたっての留意事項

教育委員会の指示にしたがって積算項目ごとに記入する。

節(細節) 節(細節)の留意事項
 8 報償費 学校行事計画によって積算する。教科名、回数及び単価、県内・県外講師別に記載する。
11  需用費

(01.消 耗 品 費)

飯田市学校事務改善委員会の答申による標準運営費設定方法により算定される。

維持補修用消耗品費、特別消耗品についてのみ学校で計上する。

(02.燃料費) 燃料費目ごとに積算する。

購入単価は現在適用されているものを使用する。

(03.食糧費) 来客接待等の経費で礼を失しない程度とする。
(04.印刷製本費) パンフレット・罫紙・研究物等の印刷代、写真現像・焼付引伸・製本代を積算する。
(05.光熱水費) 電気料・水道料ともに、新たな増額要素のある場合は、その要素を加味して積算し、その理由を付記する。
(06.修 繕 料) 小破修理・教材教具の修理に要する経費である。小破修理とは、建物維持・設備維持等で30,000円未満のもの。部品の取り替え等を要しない修理は手数料になる。小破修理と教材教具の修理は区分する。
(09.医薬材料費) 保健室用医薬品購入費
12 役務費
(01.通信運搬費) 電話料・郵便料・運搬料
(03.手数料) 汲取料は、現年度実績見込本数に現行の単価を乗じた額とする。

飲料水水質検査・専水検査については、教育委員会(施設係)で一括計上するので各校で記載はしない。

14 使用料及び賃借料 事務機器・タクシー等の使用料。児童・生徒等の医者への緊急用は計上しない。講師の送迎用タクシーの借上が見込まれる際は、教育委員会と協議し計上する。
16  原材料費 学校補修用資材(構築物本体の修繕用材料)、校庭等の補修のための砂等を積算し、それ以外は維持補修用消耗品に計上する。
18 備品購入費 一般備品と教材備品に区分して積算する。

一般備品は、一品30,000円以上、教材備品は一品10,000円以上で来年度購入したい物品名・数量・予定金額を記載する。(優先順位順に記載)

教材備品・一般備品・理科備品(算数・数学含む)・保健備品・特別支援学級備品(該当校のみ)それぞれ品目別に単価数量を記載する。

 

公費・私費負担区分基準表

公費・私費負担区分基準表

 

基準表の運用留意事項

公費・私費負担区分基準表を運用するにあたり、印刷物・諸検査等は次のように取り扱う。

校内の予算執行について充分配慮すること。

①各種検査・考査関係費用負担について

項目 区分 該当科目 留意点
卒業証書用紙 公費 消耗品費
中学入学時テスト用紙 公費 消耗品費 実施は必要最低限とする。
学力テスト用紙 公費 印刷製本費 中学校の各学年1回分の補助とする。
知能検査用紙 公費 消耗品費 当面小・中学校の一つの学年とする。
知能検査判定料 公費 手数料 当面小・中学校の一つの学年について補助する。なお、できるだけ校内採点に努める。
職業適性検査用紙 公費 消耗品費 当面中学校の一つの学年とする。
職業適性検査判定料 公費 手数料 当面中学校の一つの学年について補助する。なお、できるだけ校内採点に努める。
性格検査用紙 現状では私費 消耗品費
性格検査診断料 現状では私費 手数料
学力検査用紙 現状では私費 消耗品費
学力検査診断料 現状では私費 手数料

注:公費と区分される項目のうち、予算都合上一部補助となっている学校は順次予算措置していくことが望ましい。

※印は学力定着状況把握や学級編成上もしくは進路決定上必要な場合、中学校は各学年1回小学校では隔年 1回公費負担とする。

②印刷物の外注判断について

下記以外の印刷物にあっても、校内印刷に努めること。

項目 取扱基準
校外生活のきまり 校内印刷
長期休業のきまり 校内印刷
水泳のきまり 校内印刷
スケートのきまり 校内印刷
運動等記録カード 校内印刷
賞状・記録証 校内印刷
クラブ活動記録用紙 校内印刷
読書カード・ノート 校内印刷とするが、内容によっては最低限の外注が可能
図書貸出カード 校内印刷とするが、内容によっては最低限の外注が可能
音楽会プログラム 校内印刷 業者寄付によらないこと
運動会プログラム 校内印刷 業者寄付によらないこと
文化祭パンフレット 校内印刷とするが、内容によっては最低限の外注が可能
行事案内 校内印刷
保健調査票 教育委員会配布
健康観察カード 校内印刷
健康手帳 教育委員会配布
児童生徒名簿 校内印刷
通知票 外注可能
通学路図 校内印刷とするが、内容によっては最低限の外注が可能
教科進度表 校内印刷とするが、内容によっては最低限の外注が可能
学年通信 校内印刷
学級通信 校内印刷
学級編制カード 校内印刷
学校要覧 外注可能 なお、「学校案内」という本来の意義に立ち帰り、内容の削減を図りつつ公費による支出としていくこと
学事報告 校内印刷
年間計画表 校内印刷とするが、内容によっては最低限の外注が可能
日課表 校内印刷
学校集金表簿 複写形式の印刷以外は原則として校内印刷

③集録・写真類の職員分負担について

ア 集録・写真類とは次のものをいう。

修学旅行記、文集・詩集類、生徒手帳、生徒会誌、学校要覧、研究紀要製本、入学・卒業写真 等

イ 職員が所持または配布を受ける上記のものは、おおむね次の判断により公費・私費の判断をする。

(ア) 児童生徒に直接指導するために所持するものについては公費負担とする。

(イ) 単なる記念またはまとめ等であり、以後、指導の度合いが少ないものは職員個人負担とする。

 この場合、注文をとるなど、職員個人の希望を尊重すること。

(ウ) 児童生徒への負担の転嫁及び結果的に転嫁の恐れのある業者サービスは厳に慎む。