(4)装備
* 装備とは、図書の利用や管理を能率的かつ正確にするため、受入手続きを済ませた図書一冊ずつに対し行う各種手当ての事である。
ア 装備の手順
(ア) 帯を取り外し、処理する。
内容についての紹介文が書かれているものは、図書の見返しなどに貼る。
その他、本の紹介に利用したり、しおりにしたり工夫する。
* 価格が帯にしか記載されていない場合、奥付に転記しておく。
(イ) ブックカバーの処理
* 各校の実情に合わせ、図書の耐久性を高めたい場合にはブックコートをかけてもよい。絵本などカバーと表紙が同じイラストである場合や、使用頻度の低い図書にはかけなくてもよい。
a ブックコートをかける場合
基本的にはカバーをはずさない。 【参考1】P10-52参照
b ブックコートをかけない場合
カバーを取ってしまうと絵や色がなくなって本の魅力が損なわれる場合や、柔らかい表紙の場合ははずさないでおく。ラベルおよびラベルキーパーは、本体とカバーの両方につける必要がある。
| 【ブックカバー】図書館にあると便利な大きさ ○文庫サイズ(15cmの本には) 19cmロール ◎新書サイズ(18cmの本には) 21cmロール ◎B6判(19~20cmの本には) 23cmロール ◎A5判(21~22cmの本には) 25cmロール ○菊 判(予算があれば) 27cmロール ◎B4判(オールマイティ) 40cmロール |
(ウ) 開きぐせをつける。【参考2】P10-55参照
(エ) 押印する。
図書館所有の図書であることを明らかにし、受入の記録を残し、紛失を防ぐ目的で行う。
イ 印の種類
(オ)その他あると便利な印
『資源回収費』 『生徒会(児童会)費』 『PTA費』 『○○文庫』 『○○出版(社名印)』 『B(文庫)』 『E(絵本)』
ウ 印を押す位置
エ ラベルの書き方
(ア) 記入項目
二段ラベルとする。
ラベルには、「分類記号」「図書記号」を記入する。
(イ) ライブラリー用文字(ゴシック体)
ラベルの記入にゴム印を用いる場合もあるが、手書きの場合、下のような字体に近い文字で書く。
また、褪色しにくい黒インクのものを使用し、太くはっきり記入する。
(ウ) ラベルを貼る位置
原則的には右図のように背の地から、ラベルの下が1㎝~1.5㎝の位置にはる。
なるべく書名や著者名を隠す位置は避ける。
(エ) ラベルの保護
ラベルの上にラベルをおおうようにキーパーを貼り、汚れやはがれを防ぐ。







